北陸物語facebook ~白山手取川ジオパークってどんなところ?~

北陸物語案内人の若井です。

今年5月にユネスコ世界ジオパークに認定された白山手取川ジオパーク。

百万貫の岩/1934年(昭和9年)に流出した高さ約16m、周囲約52mで、重量は約4,800tの巨石

改めて、「ジオパークとは何か?」をおさらいしましょう。

ジオパークとは、「地球・大地(ジオ:Geo)」と「公園(パーク:Park)」とを組み合わせた言葉で、「大地の公園」を意味し、地球を学び、丸ごと楽しむことができる場所を指します。

日本ジオパーク委員会が認定した「日本ジオパーク」が46カ所あり、北陸には、「白山手取川」以外に「恐竜渓谷ふくい勝山」、「立山黒部」があります。

手取峡谷・綿ヶ滝/約8kmにわたり、高さ20~30mの絶壁が続く手取峡谷を代表する景勝地。落差32m

ユネスコ世界ジオパークとは、日本ジオパーク委員会の推薦を得てユネスコに申請を行い、ユネスコ執行委員会が世界的に貴重であると承認して、ようやく認定されるもの。日本ジオパーク46カ所のうち、10カ所がユネスコ世界ジオパークにも認定されています。

さて、白山手取川ジオパークは、白山から手取川の河口まで、白山市全域がエリアとなっています。どんなものがあるのか? ざっくりですが紹介しましょう。

・白山や桑島化石壁など、2億数千万年前から現在までの変化を刻んだ地層や岩体

・手取峡谷や手取川扇状地など、水の流れによって作られた多彩な地形

・白山ろく温泉群や美川湧水群など、はくさんがもたらす温泉や湧水などの恵み

・白山比咩神社や鳥越城跡など、自然に育まれた多彩な文化・歴史

このように、見どころや魅力は多岐にわたり、それら全てが水と密接な関係があるのも特徴です。

この機会に、水が育んだ大地の公園・白山市を旅してみませんか。

手取川扇状地/ゴンドラで向かう獅子吼高原からは、手取川扇状地と島集落、日本海まで一望

ちなみに、白山手取川ジオパークの見どころは、車がないと行きにくいところが多いのですが、11月までは土日祝日に定期観光バスも運行されています。金沢駅西口発着で、昼食付き6500円。旅行中の買い物などに使える2000円分のクーポン券もついています。

白山手取川ジオパークの詳細は、下記の公式サイトをご覧ください。
https://hakusan-geo.jp

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