夏休みは能登へ!【その5】「道の駅すず塩田村」

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北陸物語案内人の若井です。

奥能登絶景街道と名づけられた能登半島の先端をめぐるルート。

その途中にあり、地震前は多くの観光客で賑わっていたのが「道の駅すず塩田村」です。ここは地震と豪雨災害というダブルパンチを受けて休業を余儀なくされていましたが、今年3月にようやく施設の一部営業を再開しました。

ここでは「揚げ浜式」と呼ばれる500年もの歴史がある方法で製塩を行っていて、天気の良い日にはその様子を見ることもできます。

地震では約3mも海岸が隆起しましたが、建物や塩田に大きな被害はありませんでした。製塩も少しずつ行っていましたが、豪雨で山が崩れて大量の土砂が塩田に流れ込み、それもできなくなっていました。それでもボランティアの協力などにより、今年の4月に塩作りも再開しています。

一言で能登の塩と言っても、作り方にはいろいろあり、非常に手間のかかる「揚げ浜式」で作られた塩はとても貴重です。舐めてみると塩なのに後味がほんのりと甘く、まろやかな味で、普段食べている塩との違いに驚きます。

道の駅では「揚げ浜式」でつくられた塩はもちろん、この塩を使ったオリジナル商品もいろいろ販売していて、目移りします。

この時期なら、冷えた「塩らむね」「塩れもん」と熱中症対策にもいい「塩飴」、そして大人気の「塩ミルクソフトクリーム」がおすすめ。

ソフトクリームは、塩味を感じることはもちろんなく、揚げ浜式でつくったやさしい味の塩が甘味を引き立たせ、さらにミルクの旨みに奥行きを加えて、とてもリッチな味わいに。これは人気なのがよくわかります。

前回紹介した「潮騒レストラン」からも近いので、ぜひこの2軒をハシゴして、心もお腹も満たしてください。

すず塩田村は、9〜16時の営業で、年中無休です。

2025.08.01
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