今、観光に行ける能登へ【能登金剛遊覧船編】
北陸物語案内人の若井です。
能登半島を代表する景勝地の一つ・能登金剛でおすすめしたいのが、能登金剛遊覧船です。前回紹介しました千畳敷岩や巌門、鷹の巣岩をはじめ、次々と現れてくる奇岩怪石の中を縫うように船が進みます。
圧巻は巌門。船がやっと入れる大きさの洞穴の半ばまで遊覧船が船体を突っ込ませます。船長の見事な操船には、思わず拍手を送りたくなるほど。
潮風に吹かれながら、船に乗って美しい能登の海岸を眺めていると、どこか遠い国に来たような錯覚さえ覚えますから不思議です。
のどかな景色の中で、元日に地震があったことも忘れてしまいそうですが、遊覧船も3隻のうち2隻が津波の被害にあって、しばらく休業を余儀なくされました。7月からようやく通常営業を再開していますが、それでもスタッフの方に聞くと、観光客は激減しているそうです。
「能登の海に遊覧船をもう一度浮かべたい」という強い思いでクラウドファンディングをして、やっと再開した遊覧船。何度乗っても楽しく、その魅力を一人でも多くの方に体験していただき、これからも遊覧船がずっと続いていってほしいと願っています。
「今度のお休みはどこへ行こうか?」というときに、ふらっと出かけてみてはいかがでしょうか?
詳細は下記の能登金剛遊覧船公式サイトをご覧ください。
https://ganmon.jp
(写真は全て9月26日に筆者が撮影しました)