金沢観光の穴場 寺町散策のすすめ
北陸物語案内人の若井です。
金沢に2回目、3回目に訪れた方から、「あまり人が行かない穴場で、見応えのあるところはないですか?」と聞かれることがしばしば。
そんな時にお勧めしているひとつが、寺町寺院群めぐりです。
忍者寺で知られる妙立寺は有名ですが、室生犀星が子どもの頃に暮らしていた「雨宝院」、犀星や中原中也にゆかりある「神明宮」、国内では珍しいフレスコ画の釈尊伝がある「本長寺」、願掛け寺として知られる「香林寺」、国指定天然記念物の大桜がある「松月寺」、寺カフェがある「寶勝寺」、松尾芭蕉と弟子・小林一笑の句碑が建つ「願念寺」など、このエリアには約70もの寺社が集まっていて、「にし茶屋街」を起点にして、のんびりと歩きながら寺社めぐりができます。
角を曲がれば、「六斗の広見」と呼ばれ、江戸時代に火災の延焼を防ぐために設けられた広場が現れたり、古い町家が建ち並ぶ旧街道もあったりします。この辺りは住宅も多く、普段着の金沢を垣間見ることもできます。何より、観光客が少ないのがいいかもしれません。
寺町寺院群を散策するなら金沢市が発行する「静音の小径」という散策マップがわかりやすいです。下記でPDFを見ることができますので、ぜひご覧ください。
https://www.kanazawa-kankoukyoukai.or.jp/lsc/upfile/pamphlet/0000/0052/52_1_file.pdf