北陸の古い町並みを訪ねてみませんか?

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北陸物語案内人の若井です。

「重要伝統的建造物群保存地区」という言葉を聞いたことがある方は多いでしょう。

城下町、宿場町、門前町、農村、漁村などで文化財として価値が高く保存すべきものを市町村が条例などで決めた伝統的建造物群保存地区の中から、特に価値が高いとさらに国がピックアップしたものが「重要伝統的建造物群保存地区」(「重伝建」とも呼ぶ)です。

平たく言えば、国が残すべきと選定した「重要な古い建物群」とも言えるでしょう。

令和6年8月現在、日本全国で129地区の重伝建がありますが、都道府県別では、石川県と長野県が8地区で1位! 富山県には5地区、福井県にも3地区があります。古い町並みや集落がお好きな方には北陸はたまらないところではないでしょうか。

日中の暑さが和らぎ、町歩きが楽しい季節がようやく到来。いろいろ巡ってみてはいかがでしょうか?

せっかくなので、石川県の重要伝統的建造物群保存地区のリストを紹介します。

                                    

東山ひがし(金沢市) 金沢三茶屋街の一つ。美しい出格子と石畳が続く、情緒豊かな茶屋町の景観〔写真1枚目〕。

東山ひがし(金沢市)

主計町(金沢市) 浅野川沿いにある金沢三茶屋街の一つ。細い路地と千本格子が風情ある夜の町並みを演出。

卯辰山麓(金沢市) 卯辰山の麓に寺院が密集する寺町。加賀藩が都市計画として配置した歴史を持つ。

寺町台(金沢市) 金沢城の南西、犀川沿いの高台に位置する寺院群。板塀や石垣が武家文化の面影を伝える。

黒島地区(輪島市) 北前船の船主集落。海岸線に沿って、豪壮な船主住宅や板壁の家が建ち並ぶ〔写真2枚目/最近撮影したもので、屋根のブルーシートや干上がった漁港など、地震の影響が見られる)。

黒島地区(輪島市)

加賀橋立(加賀市) 北前船貿易で栄えた船主集落。赤瓦屋根と土蔵造りの重厚な屋敷が並ぶ。

加賀東谷(加賀市) 大日山を源流とする川沿いの山間集落。山村の暮らしを伝える民家群が点在する。

白峰(白山市) 日本屈指の豪雪地帯に残る山村・養蚕集落。独自の建築様式を持つ家屋が特徴〔写真3枚目〕。

白峰(白山市)

次回は富山県と福井県の重要伝統的建造物群保存地区を紹介します。

2025.10.17
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