今年もアサギマダラに会いに行きました!

自然 石川県 加賀・白山

北陸物語案内人の若井です。

毎年この季節になると話題にしたくなる、アサギマダラという蝶のお話です。

この蝶は、春になると南西諸島や台湾などから海を越えてやってきて、秋にはまた海を越えて南へ帰っていく――まるで渡り鳥のように旅をする蝶なんです。翅を広げると8センチほどの大きさで、なかには1,000キロ、2,000キロもの距離を移動するものもいるとか。

しかも、春に北上する個体と秋に南下する個体は別々。つまり、一生をかけて旅をするというよりも、世代をつなぎながら旅を続けていることになります。どうしてそんな旅をするのか、その理由はまだはっきりわかっていないそうです。神秘的ですよね。

そんな話を知ると、実際にこの不思議な蝶を見たくなってしまい、私も毎年出会いを求めて出かけています。

お気に入りの場所は、石川県白山市にある「道の駅瀬女」お隣の「アサギマダラ空の駅・白山」。休耕田に大好物のフジバカマを植えて整備された、アサギマダラの休憩スポットです。

訪れた日はフジバカマが満開。最初はちらほらしか見えなかったアサギマダラも、1時間ほど待つうちにどんどん増えて、あちらこちらでひらひらと優雅に舞う姿をたっぷり堪能できました。まだしばらくは楽しめそうですよ。

白山白川郷ホワイトロードや中宮温泉へ向かう途中にあるので、ドライブの寄り道にもぴったり。

ちなみに、この季節ならではの自然の見どころとしては、タカが無数に旋回しながら上昇気流に乗って渡っていく「タカ柱」も有名です。北陸では福井県の刈安山などで観察できるスポットがありますが、条件が揃わないと見られないため難易度は高め。でも、一度はその迫力を見てみたいものですね。

(写真は「アサギマダラ空の駅・白山」で今年筆者が撮影しました)

2025.10.03
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