富山県は民謡の宝庫!

歴史 体験 富山県 呉東

北陸物語案内人の若井です。

9月に入ると話題を集めるのが「おわら風の盆」。毎年9月1日〜3日の3日間、坂の町として知られる富山市八尾地区で開催されます。

今年は3日とも平日になるため、例年よりはゆっくり観られるのでは?と期待しつつ、私も最終日に行ってきました。それでも、町中はたくさんの見物客であふれ、あらためて「おわら」の人気ぶりを実感しました。

「おわら」で女踊りや男踊りを引き立たせているのが、哀愁漂う唄と音色の「越中おわら節」。これは300年以上唄い継がれている民謡です。

石川県の「山中節」、福井県の「三国節」など、北陸には古くから唄い継がれている民謡がたくさんありますが、なかでも富山県は「民謡の宝庫」と言われています。「越中おわら節」以外に、「こきりこ節」と「麦屋節」もあり、この3つが代表的ではないでしょうか。

「こきりこ節」は日本最古の民謡とも言われ、誰もが口ずさめるほど有名ですね。「麦屋節」は諸説ありますが、北前船で九州から輪島に伝わった「まだら」がルーツではないかと言われています。その伝来を想像してみるのも興味深いです。

「おわら終わっちゃった」と、おわらロスになっている方も多いかもしれませんが、「こきりこ節」と「麦屋節」のシーズンはこれからです。富山県南砺市では、五箇山の「こきりこ祭り」が9月25日・26日の2日間、「五箇山麦屋まつり」が9月23日、「城端むぎや祭」が9月14日に、それぞれ開催されます。哀調を帯びた旋律と優美で勇壮な踊りとともに、民謡の宝庫・富山を心ゆくまでお楽しみください。

詳しくは、南砺市の観光情報サイト「旅々なんと」をご覧ください。
https://www.tabi-nanto.jp

2025.09.08
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