そば打ち甲子園で福井の高校が3連覇!

グルメ 通年 福井県 嶺北

北陸物語案内人の若井です。

毎日暑い日が続くと食べたくなるのが、福井の郷土料理「越前おろしそば」。

大根には消化促進や抗酸化・抗炎症作用があり、そばに含まれるルチンは血流改善を促し、良質なタンパク質など疲労回復に必要な栄養も補えるなど、理にかなった夏バテ防止食でもあるんだとか。

何より、冷たいそばとピリッと辛い大根が食欲の落ちやすい夏でも食べやすいですよね。

さて、甲子園では連日高校野球の熱戦が続いていますが、高校生のそば打ちの技術を競う全国大会(通称「そば打ち甲子園」)があることをご存知でしょうか?

8月6日に東京で、12道県、19校、27チームが参加して大会が行われ、福井県福井市の啓新高校が優勝しました。啓新高校はこれで史上2校目の3連覇! おめでとうございます。

この高校にはそば部という部活があり、全国大会を目指してそば打ちの技を磨いているんです。実は昨年、このそば部を取材する機会を得て、部活を見学させてもらいましたが、ストイックにそば打ちに励んでいる高校生たちの姿は、柔道や剣道といった、まるで武術の部活のようでした。

自分がそばを打っている姿を動画で撮って分析したり、家でイメージトレーニングをしたり、なかには体力をつけるために筋トレをしている子も。さらに卒業してそば打ち職人になった人も何人かいるそうです。

福井県が「そば王国」と言われるのは、このような層の厚さもあるんですね。

ますます越前おろしそばが食べたくなりました。
 

(写真は越前おろしそばのイメージで、本文とは関係ありません)

2025.08.22
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