北陸のウナギ事情は興味津々!

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北陸物語案内人の若井です。

現在放送中のNHK大河ドラマ『べらぼう』にしばしば登場する平賀源内。その多才ぶりは周知のことでしょう。

土用の丑の日にウナギを食べるようになったのは、ウナギ店から相談され、平賀源内が考案したキャッチコピーが始まりだとする説もあります。

平賀源内は小浜藩医で『解体新書』の著者・杉田玄白と親交が深かったことも有名。ついでに言えば、小浜藩領に含まれていた三方五湖では、脂がのって絶品の天然ウナギが捕れます。

個人的な話で恐縮ですが、ウナギが大好物な私は、大河ドラマで源内先生を観ると、連想ゲームのようになって、三方五湖のウナギが無性に食べたくなるんですよね、笑

ちなみに、ウナギつながりでもう一つ。

平賀源内より1,000年以上も前に、ウナギを詠んだ歌が万葉集に載っています。

「石麻呂に 吾れもの申す 夏痩せに よしといふものぞ 鰻とり食せ」

これを詠んだのは大伴家持。国司として越中に赴任していた人です。

この歌によれば7~8世紀にはすでに夏バテにウナギが良いということは知られていたようです。

さらについでにもう一つ、ウナギの蒲焼には、関東風と関西風があるのをご存知でしょうか?

その境がどこか? しばしば話題となり、太平洋側では静岡県と愛知県あたりではないかという話をよく聞きます。

では、日本海側では? あいにくその答えは持ち合わせておりませんが、面白いのが北陸には両方が混在していること。さらに、両方のいいとこ取りしたミックス型もあり、さまざまなウナギの蒲焼に出逢えます。

ウナギで北陸をひもとくと面白いでしょう。

ぜひ、ウナギを食べに、北陸にいらしてください!

写真提供/福井県観光連盟

2025.03.31
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