4月6日から震災語り部観光列車が運転されます

歴史 体験 通年 石川県 能登

北陸物語案内人の若井です。

昨年元日の能登半島地震で甚大な被害を受けたのと鉄道。

関係者の弛まぬ努力により、約3カ月後の4月6日には全線復旧しました。その1年後となる今年4月6日から「震災語り部観光列車」の運転が始まります。

昨年9月から、地震の記憶を風化させまいとして、普通列車を利用して団体向けに「震災語り部列車」が運転されています。これは車中で観光列車のアテンダントが語り部となって自らの被災体験を語り、地震での経験を広く知ってもらおうというもの。

今までは団体専用でしたが、多くのリクエストを受けて、4月6日からは下記の日は一般の方も乗車できるようになります。さらに、使用する車両は能登中島駅停車中に地震に遭遇した観光列車に変わります。

発災時に「のと里山里海号」に乗務していて、津波が迫る中、乗客を無事、近くの高台に避難させた様子など、3人いる語り部がそれぞれの体験や能登の今、そして変わらずに美しい能登の里山里海の風景を紹介してくれます。運が良ければ車窓から立山連峰や、さらに運が良ければ、野生のイルカが海面からジャンプする姿を見られるかも。

能登に行って、「地震のことをもっと知りたい!」「能登に寄り添いたい!」「能登を応援したい!」とお考えの方に、ぜひ乗っていただきたい列車です。

一般乗車可能日は、4月6日〜5月11日、および7月19日〜8月31日の土日祝日(予約は1カ月前から受付。9月以降も運転する予定)。それ以外も団体は水曜日を除き、予約可能。

詳細は下記ののと鉄道のページをご覧ください

https://nototetsu.jp/news/観光列車「のと里山里海号」の運行について/

(写真は観光列車/のと鉄道提供)

2025.02.26
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