金沢市消防出初式で「加賀鳶はしご登り」を見てきました!
北陸物語案内人の若井です。
1月5日、2年ぶりに金沢城公園で金沢市消防出初式が行われました。
昨年元日の能登半島地震と9月の奥能登豪雨で、災害の怖さと日頃からの防災の重要性を痛感した一年を振り返り、改めてその大切さを噛み締めました。
消防出初式には市内の49の消防団が参加し、300年以上の歴史がある「加賀鳶梯子登り」の演技披露を行いました。
梯子登りの妙技はもちろん、隣で金色に輝く纏(まとい)も注目!
お馴染みの江戸火消の纏は白を基調としていますが、加賀纏はご覧の通り金箔仕上げの絢爛豪華なもの。実はここにも金沢の伝統工芸の技が生かされているんです。
江戸の大名火消の中でも特異な装束と威勢の良さ、見事な火消し活動で名高かったのが「加賀鳶」。江戸本郷の加賀藩邸に出入りしていた鳶職人で編成したお抱え消防夫が始まりで、明治維新以後にその加賀鳶を江戸から招き、現在の義勇消防団が組織されたそうです。
高さ約30mの水柱が上がる金沢市49消防分団による一斉放水も迫力満点でした。
ちなみに、「加賀鳶梯子登り」は6月7日(土)に行われる「百万石行列」でも披露されますので、「見たい!」と思った方はぜひ。
2025.01.07