北陸物語facebook ~勝山左義長まつりに行ってきました!~
福井県勝山市で江戸時代から300年以上の歴史がある勝山左義長まつりに行ってきました。左義長は全国各地で行われている小正月の火祭りですが、勝山では各町内にやぐらをたて、その上でお囃子にのっておどけた仕草で浮かれて太鼓を打つのが特徴です。
コロナ禍の影響で、一昨年、昨年は神事のみを行い、やぐらが出るのは3年ぶり。待ちに待った住民たちは満面の笑みで3年分のうっぷんを晴らすように浮かれていました。
25日(土)・26日(日)の2日間行われ、2日目の夜、九頭竜川の河川敷で「どんと焼き」が行われ、五穀豊穣と鎮火を祈り、祭りはフィナーレを迎えます。
この祭りで個人的に注目したのが、ジェンダーレスであること。ともすれば祭りの主役は男性になることが多い中、大人も子供も男女が入れ替わり立ち替わり、浮かれて太鼓を打って観客を熱狂させます。また、若い人たちにしっかり受け継がれている様子にも頼もしさを感じています。地域に根付いた祭りがある地区って、いいですね。
奥越地方に春を呼ぶ祭りだそうで、この祭りが終わると、日に日に春の気配が感じられるようになります。北陸各地には個性豊かな祭りがたくさんありますが、コロナ禍で中止や縮小開催となっていたものも多く、今年こそ、通常開催ができるようになるといいなと願っています。