北陸物語facebook ~三國湊ぶらり散歩 その3~

北陸物語案内人の若井です。

福井県坂井市三國湊のぶらり散歩。

締めくくりはお土産編です。

ハイカラなこの町を代表する名物に、「酒まんじゅう」があります。

もち米から甘酒を作り、それを熟成させて生地に練り込んだ、餡入りのまんじゅう。食べるとお酒の香りが鼻腔をくすぐります。お酒が好きな人は一杯やりたくなる、そんな香りです。その作り方は北前船の船乗りたちから学んだといいます。

蒸して焼き印を押すのが特徴で、焼き印はお店によって違います(写真は「にしさか」のもの)。味や食感も結構違うので、散歩しながらの食べ比べもおすすめ。

そしてもう一つ、紹介したいお菓子が大和甘林堂の鶯餅(うぐいすもち)。千石船によってもたらされた砂糖と、地元の糯米、小豆、大豆などを使い、200年以上作られているそうです。舌触りがいいこし餡をなめらかなお餅で包み、食べる直前に同包の「まぶし粉」(きなこ)をかけると一層風味豊かになります。

酒まんじゅうも鶯餅も、三國湊のお土産に最適ですね。

三國湊は、えちぜん鉄道三国芦原線の三国駅を起点に、1〜2時間で歩いて回れるコンパクトな町。あわら温泉や東尋坊にも近いので、寄り道してみてはいかがでしょうか。

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