北陸物語facebook ~金沢の冬の風物詩~

北陸物語案内人の若井です。

金沢の冬の風物詩といえば、兼六園をはじめとした庭木の枝を雪から守るための雪吊りがよく知られていますが、もうひとつ、長町武家屋敷跡の土塀に施されるこも掛けもありますね。

北陸特有の水分をたっぷり含んだ雪が土塀に付着して土剥がれを起こしたり、水分が凍結して土壁を損傷したりしないように、稲わらで作られたこもを土壁に取り付けます。

こも掛け作業は、今年は12月3日・4日に予定されているそうで、来年の3月中旬まで、長町武家屋敷界隈では、こも掛けされた景色を楽しむことができます。

ちなみに、雪吊りも北陸特有の水分を含んだ重い雪で枝が折れないようにするためのもの。

では、なぜ北陸に積もる雪が水分を多く含み、しかも大量に積もるのでしょうか? 答えは地図を見ればわかります。大陸からの乾燥した北西の季節風が日本海上でたくさんの水分を含み、日本列島に雪を降らせますが、日本海を越える距離が他の地方に比べると北陸地方だけ明らかに長いことがわかりますね。つまり、それだけたくさんの水分を含んでくるということなんです。

以前は金沢のまちなかでも根雪になることが多かったそうですが、今はそこまで雪が残ることはまずありません。それでも油断すると一晩で数十センチの雪が積もることはよくあります。

さて、今年はどうなんでしょうか? 全く降らないのも寂しいので、適度に降ってくれるといいなと願っています。