北陸物語facebook ~北陸の鉄道図鑑 あいの風とやま鉄道~

北陸物語案内人の若井です。

皆さんにぜひ乗って欲しいなと思う、北陸の鉄道を順番に紹介していくシリーズの第11回は「あいの風とやま鉄道」です。

2015年3月、北陸新幹線金沢駅開業に合わせて、北陸本線の倶利伽羅駅から市振駅間の運営を担う第三セクター鉄道としてできたのが、あいの風とやま鉄道です。

「あいの風」とは、とても風流な響きですが、夏に日本海沿岸に吹く海風を指し、魚介などのご馳走を吹き寄せることから、「饗の風(あえのかぜ)」が語源だという説もあるようです。
「天然の生簀」とも称される富山湾に沿って走るこの鉄道には、「一万三千尺物語」という観光列車があり、車内では富山の海と山の幸をふんだんに使った食事を楽しむこともできます。

また、沿線の南側に立山連峰がそびえ、南側には日本海が広がっていることにちなみ、駅名標は山側がグリーン、海側がブルーに、一部の電車は乗車する客から見て、海側がブルー、反対側がグリーンになっています(写真は海サイド)。
多くの区間で立山連峰を望むことができる一方、間近に海が見えるのは泊駅〜市振駅の間とわずか。
ほとんどの列車は泊駅止まりとなり、市振駅方面には、えちごトキめき鉄道の列車に乗り換えとなります。この辺りは日本海に沈む夕日が美しく、そんなタイミングに乗車すれば、感動的な車窓を楽しめるでしょう。

北陸本線時代には「はくたか」や「サンダーバード」、「北越」といった特急列車が頻繁に走っていましたが、今も長大な貨物列車がたくさん走り、日本海側の物流の大動脈として、重要な役割を担っています。

【あいの風とやま鉄道線】路線距離:100.1km 駅数:23 軌間:1067mm 電化:全線(交流20,000V)