北陸物語facebook ~北陸の鉄道図鑑 JR北陸本線~

北陸物語案内人の若井です。

皆さんにぜひ乗って欲しいなと思う、北陸の鉄道を順番に紹介していくシリーズの第10回はJR北陸本線です。

北陸本線は滋賀県の米原駅と金沢駅を結ぶ幹線。北陸新幹線金沢開業前は、米原と新潟県の直江津駅を結んでいましたが、新幹線開業後は、並行在来線として金沢〜直江津間が、えちごトキめき鉄道(新潟県)、あいの風とやま鉄道(富山県)、IRいしかわ鉄道(石川県)に経営分離されました。さらに、2023年度末の敦賀延伸では、IRいしかわ鉄道と、福井県並行在来線準備株式会社に引き継がれ、米原駅〜敦賀駅間のみとなる予定です。かつては、「日本海」や「白鳥」、「きたぐに」、「トワイライトエクスプレス」など、大阪と青森や札幌といった長距離を結ぶ列車も走っていました。

北陸本線は関西圏や中京圏と北陸を結ぶ大動脈であり、「サンダーバード」や「しらさぎ」などの特急列車や、貨物列車が頻繁に行き来しているのが特徴。車窓は加賀平野や福井平野の田園風景が続き、海から少し離れた内陸部を走っているため日本海は望めませんが、晴れた日は日本三名山の一つに数えられる白山がよく見えます。石川県と福井県の県境付近は山間部を走り、また、福井県の南今庄駅〜敦賀駅間には開通当時は日本最長だった北陸トンネルがあります。このトンネルが開通する前の旧線は急勾配が続く難所で、明治時代に作られたトンネル群は、現在もなお生活道路のトンネルとして使われています。

敦賀はかつて、欧亜国際連絡列車が発着し、ヨーロッパへの玄関口として栄えた町で、ハイカラなムードが漂っています。市内には鉄道の歴史を物語る史跡なども多く、それらを訪ね歩くのも楽しみ。
敦賀駅を出た列車は、上り線のみ、珍しいループ線(螺旋状に勾配を上る)を走り抜け、滋賀県との県境へ向かいます。

【JR北陸本線】路線距離:176.6km 駅数:47(貨物駅を含む) 軌間:1067mm 電化:全線(米原〜敦賀は直流1,500V、敦賀〜金沢は交流20,000V)