北陸物語facebook ~待望の国立工芸館に行ってきました!~

北陸物語案内人の若井です。

10月25日、待望の国立工芸館が移転オープンしました。
さっそく行ってきましたのでレポートしますね。

この美術館がある本多の森公園には、石川県立美術館や石川県立歴史博物館、加賀本多博物館があり、周辺には中村記念美術館や鈴木大拙館、さらには金沢21世紀美術館などがある文化ゾーンですが、国立工芸館ができて、いっそうアカデミックな雰囲気になってきました。金沢じゃないみたい(笑)。

さて、以前にも紹介しましたが、正式名称は、東京国立近代美術館工芸館で、実はまだ移転が完了していないそうですが、人間国宝や日本芸術院会員の作品を中心に、日本の近現代の工芸を語る上で欠かすことのできない作品約1900点がここに収蔵されるそうです。ちなみに名誉館長は元サッカー日本代表の中田英寿さんです。

現在行われている展覧会は、「国立工芸館石川移転開館記念展Ⅰ 工の芸術― 素材・わざ・風土」で、さまざまなジャンルの工芸作品が工芸の醍醐味を伝えてくれます。
収蔵作品を代表する鈴木長吉の「十二の鷹」(国指定重要文化財)は、今回、3羽だけ飛来していました。

たくさんの展示作品の中から石川県出身の作家の作品をピックアップして紹介しますね。

松田権六「漆絵梅文椀」
木村雨山「訪問着 群」
三代德田八十吉「燿彩鉢 創生」
角偉三郎「練金文合鹿椀」

ちなみに、館内はストロボを使わなければ撮影OKなので、作品を鑑賞しつつ、撮影も楽しめちゃうのがいいですね。

工芸品は使われることを前提に作られているものが多いですから、親しみやす上、細部まで観察すると可愛い小鳥が描かれていたりとか、興味深い作品がすごく多いです。

なお、現在は入館は新型コロナウイルス感染症予防対策のため、オンラインによる日時指定・定員制を導入しています。若干の当日券もあるようですが、予約したほうが待ち時間が短く、確実です。

詳細や予約は下記のサイトから。
https://www.momat.go.jp/cg/

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