北陸物語

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北陸の話。「富山県ってどんなところ?」

北陸物語案内人の若井です。
 
なかなか出かけられない今、北陸のことをちょっと深く知れる、そんな小ネタ情報を提供していきます。
今回は、富山県について。

富山の風景を特徴づけている存在といえば、立山や剱岳といった北アルプスの山々。
呉羽山に登ると、富山市の中心街のすぐ後ろに、まるで屏風のように標高3000m級の峰々がそびえ、ダイナミック(写真)。この光景は何度見ても飽きることはありません。
その証拠に、山がきれいに見える日は、多くの市民が見晴らしのよい展望台などに登って、その風景を心ゆくまで楽しんでいます。
なかには作業着やスーツ姿で、仕事の途中と思われる人もたくさんいらっしゃいます。「こんなところでサボってて大丈夫?」って心配になりますが、この風景を見ていると、元気が湧いてきますので、この後の仕事の活力にもなるんでしょうね。

高い山と海との距離が近い富山県は、急流河川が多い日本でも、特に急傾斜の川が多いのが特徴。なかでも常願寺川は世界屈指の急流河川と言われています。
冬、日本海を渡ってたっぷりと水分を含んだ季節風が、この山々にぶつかって大量の雪を降らせます。
そして大量に積もった雪は春になると溶け出し、平野部を潤いますます。
また、急流ゆえに下流には扇状地が発達し、伏流水となってそこかしこから湧き出しています。
その代表が黒部川扇状地湧水群で、入善町の「杉沢の沢スギ」(写真)や黒部市生地地区では、約20カ所もの「清水(しょうず)」と呼ばれる湧水があります。
豊富な水は、富山の産業発達におおきな貢献をしてきました。

さて、アルプスといえば、有名な手遊び歌にある通り、その高さは「一万尺」。
でも、あいの風とやま鉄道の人気観光列車の名前は「一万三千尺物語」。なぜか三千尺多いんですよね。
海岸から急に深くなる富山湾は、深いところで水深1000mを超え、つまり、標高3000m級の山から水深1000m海底まで、その標高差は4000mもあるんです。つまり、一万三千尺ということ。山は高く、海は深い富山の多様な環境は、さまざまなおいしいものを生み出していることは言うまでもありません。
ちなみに、高岡の雨晴海岸(写真)など、海越しに3000m級の連峰を望める場所も珍しいそうで、富山に来たらぜひ見てみたい絶景の一つですね。
 
こうやって広い視野から見てみるのも面白いでしょう。今度、富山にいらした時に、そんな視点からも富山の景色をお楽しみください。

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