北陸物語

サイトメニュー

閉じる

メニュー

English

金沢の代表する伝統工芸「金沢箔」について。

北陸物語案内人の若井です。

金沢を代表する伝統工芸に「金沢箔」があります。金箔は国内のシェア99%を、銀箔・洋箔に至ってはシェア100%ということはご存知の方も多いでしょう。

「金箔=金沢」というイメージが観光客のみなさんにすっかりと定着し、金箔を巻き付けたソフトクリームの人気は衰えることを知りません。

さて、そんな金箔が金沢でいつから作られていたのか? 実ははっきりとわかっておらず、16世紀の終わりころにはすでに作られていたそうです。
でも、なんで金沢がここまで金箔・銀箔・洋箔のシェアを占めるまでになったのでしょうか?

江戸時代、金箔は江戸、銀箔は京都でしか作ることを幕府は許しませんでした。
明治時代に入り、江戸での金箔作りが途絶え、金沢の気候が箔打ちに最適だったことや、箔打ち機の開発などによって、金沢箔は急速に発展していきます。
もちろん、それだけではありません。金沢には長年かけて培われた箔打ちの卓越した技術があったのです。

でも江戸時代は、幕府の「箔打ち禁止令」によって、箔打ちができなかったはずです。「なんで技術が培われたのか?」って疑問に思いますよね。
実は幕府の目を盗んで密造をしていたそうです。純度の低い材料を使い、厳しい条件下での箔打ちをしてきたことによって、他の追従を許さない技術を得ることができたんです。

金沢の金箔のことはよく知っているつもりでいましたが、そんな歴史があったことは全く知りませんでした。

伝統工芸がなぜその土地に根付いたのか? 歴史を掘り下げてみるといろいろ発見することがありますね。

(参考資料)
金箔の歴史・・・箔一
https://www.hakuichi.co.jp/kanazawahaku/history.html

(写真提供:金沢市)

一覧ページへ戻る