北陸物語

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北陸は酒どころ

北陸物語案内人の若井です。

先日、北陸は「寿司どころ」として有名という話をしましたが、「酒どころ」としてもまた自慢できます。
酒の仕込みに適した水、そして気温や湿度などは、北陸の環境が酒造りに適していることはもちろん、北陸の日本酒ならではの傾向があるのをご存知でしょうか?

「精米歩合」という言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、これはどれだけ酒米を磨いたかという比率で、これが小さいほど雑味の少ない日本酒ができます。ただし磨くほどに原料の米が小さくなるうえ、米が割れないよう何十時間もかけてゆっくりと磨かないとならず、この数字が小さいほど高級な酒となります。
北陸の精米歩合は全国平均から5ポイントほど小さく、本醸造、純米、吟醸酒などの特定名称酒がしめる割合も多いほか、山田錦や五百万石などの酒造好適米の使用率も高いそうです。
つまり、いい材料を使い、手間暇を惜しまず、まじめにいい酒を造っているというのが、北陸の酒造りなのです。
この辺りは、先日紹介した寿司職人の気質とも通底していますね。

では、出来上がった酒の味わいは三県で同じなのでしょうか?
国税庁が発表する「平成 26 年度の一般酒の各県甘辛度・濃淡度(平均値)」によると、富山県が「淡麗で辛口」、石川県が「濃醇で辛口」、福井県は全国平均に近いが「やや辛口」という、それぞれに傾向の違いが出ています。この違いはそれぞれの県民の食文化との関係も深い気がします。

冬は日本酒の仕込みが本格化する季節。「しぼりたて」などこの季節にしか飲めないお酒も登場します。一部の酒蔵では事前に予約すれば仕込みの様子を見学させてくれたり、試飲をさせてくれたりするところもあります。気になる蔵元があれば直接聞いてみてもいいかもしれません。

○富山県酒造組合
 http://www.toyama-sake.or.jp/
○石川県酒造組合連合会
 http://www.ishikawa-sake.jp/
○福井県酒造組合
 http://www.chuokai-fukui.or.jp/~sake/
*写真は富山市にある酒蔵。仕込中の湯気が外までもくもくと。

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