北陸物語

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藩政時代の繁栄を今に伝える、金沢城「石の博物館」

石垣の博物館 金沢城

金沢城を指してよくこのように言われます。
金沢城には、石川門と三十間長屋、鶴丸倉庫の3つしか藩政時代に建てられたものは残っておらず(いずれに国指定重要文化財)、五十間長屋や橋爪門など最近でこそ、復元された建物もいくつか見られますが、藩政時代の繁栄ぶりを今に伝えるのが、「博物館」とまで言われるほど、多彩で手の込んだ数々の石垣、これほど多種多様な石垣が存在する城は全国に例がないそうです。

城の外まわりには高石垣を配し、玉泉院丸庭園の色紙短冊積石垣をはじめとする芸術的ともいえるデザイン感覚にあふれる石垣群など、場所により石垣様式を使い分け、また、修築が繰り返されたことにより、多彩な石垣が見られるようになりました。
石垣には鬼門封じや「陰陽石」、「亀甲石」といった陰陽五行思想の影響もみられ、つぶさに観察すると興味深いです。

【写真説明】
・石川門の一の門をくぐるとみえる石垣。右は「切り込みハギ」、左は「打ち込みハギ」と同じ場所で違う積み方をしている珍しい例

・芸術的な美しさの色紙短冊積石垣

・六角形の「亀甲石」は、金沢城内に2カ所しかありません。ぜひ探してみてください

・金沢城には石垣の積み方を説明する展示もあります
(写真と文:若井憲/北陸物語案内人・編集者)



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