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シリーズ 北陸さくら図鑑 その4「江戸彼岸」

シリーズ 北陸さくら図鑑 その4「江戸彼岸」

こんにちは。北陸物語案内人の若井です。

今回紹介するエドヒガン(江戸彼岸)は、キンキマメザクラと同様、12種類しかないという野生種の一つです。

このさくらとても長生きで、樹齢2000年を超えるといわれる「神代桜」や樹齢1500年を超える「淡墨桜」、樹齢1000年といわれる「樽見の大桜」はいずれもエドヒガンです。ダムで水没する運命から奇跡的に生還した「荘川桜」(岐阜県)もこのさくらです。

また、前回紹介しましたソメイヨシノは、このさくらとオオシマザクラの交配によってできたもので、つまりエドヒガンはソメイヨシノの親でもあります。

このさくら、北陸ではちょっと不思議な分布をしています。
それは、富山県と福井県では里山などに自生している馴染みあるさくらであるにもかかわらず、なぜか石川県では自生しているものが発見されていないそうです。
この三県では気候も土壌も大きく変わらないと思われるし、実際人間が植えたエドヒガンは石川県でも元気に育っているのに……。ちょっと不思議な話ですね。

エドヒガンの花の見頃はソメイヨシノとほぼ同じか少し早いです。 樹形がよく、「一本桜」や「名桜」として人気の桜も各地にあります。

写真はその代表的なものを2つ。上は福井県越前市の味真野小学校「校庭の桜」です。校舎が移転する際にさくらだけ移植せず、ご覧の通り、校庭のど真ん中にそびえています。推定樹齢は140年とエドヒガンにしてはまだまだ若木だとか。小学校のHPではさくらの開花状況などをアップしています。
○味真野小学校 http://school.city.echizen.lg.jp/ajimano/index.cfm/1,html

下は富山県南砺市の「向野のエドヒガン」。山田川の東岸に自生するエドヒガンで、樹齢は100年を超えると推定され、田園風景の中、残雪の山容を背景にすっと立つ美しい樹形は見事です。

◎参考資料:自然人ネット「北陸のさくら」
http://shizenjin.net/guide/sakura/index.html

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