北陸物語

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「桜餅」 長命寺と道明寺、天下分け目は

こんにちは。北陸物語案内人の若井です。

春の声を聴くようになると、桜餅を食べたくなる人は多いのではないでしょうか? 和菓子屋さんの店先では「桜餅あります」の張り紙を見るようになります。

桜餅には大きく分けて2つの種類があるということはご存知の方も多いでしょう。
クレープみたいな焼き皮でこし餡を包んだ「長命寺」(写真上)と、蒸したもち米を乾燥させ砕いた道明寺粉で作った餅でつぶ餡を包んだ「道明寺」(写真下)です。

長命寺は江戸で、一方の道明寺は大阪が発祥とされ、「桜餅」と聞くと関東では「長命寺」を、関西では「道明寺」を思う浮かべる人が多いそうです。

では、関東と関西の中間に位置する北陸ではどうなのか? 以前、富山・石川・福井の和菓子屋さん20軒ほどに「どっちを桜餅として売っていますか?」と聞いてみたことがあります。
結果は福井県ではほとんどが「道明寺」で、富山と石川は「長命寺」「道明寺」「両方」がほぼ同数でした。ただ、富山と石川は店で売っているのは別として馴染み深いのは「長命寺」というお店が大半で、どうやら、この2つの桜餅の境界線は石川県と福井県の県境付近だと推測しました。

最近は全国的に「道明寺」の方が人気だそうで、北陸でもそれは例外でありません。ただ、北陸で売られている「道明寺」の多くは、道明寺粉を使わずもち米を使うことで風味を良くしているとか。
正式には「道明寺風」と呼ぶべき代物で、米どころならではのこだわりが生んだ「桜餅」といえます。

件の張り紙につられて店に入り、「桜餅」注文。さて、どんなものが出てくるのか? ちょっとワクワクしながら待つことにしましょう。

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