北陸物語facebook ~新そばの季節がやってきました!~

北陸物語案内人の若井です。

この時期になると出回り始めるのが、新そば。

日本一の「在来種そば王国」と呼ばれ、香り高いそばが食べられると人気の福井県でも、ぼちぼち新そばに切り替わりつつあります。

新そばって、ズワイガニ漁の解禁みたいに一斉に変わるものではなく、福井県では2週間ほど早く収穫する早刈りそば(フレッシュな香りと色、口当たりの良さが独特)ががまず出回り、その後、完熟したそばが出回るようになります。

とあるお店の人に聞くと、今は保存技術が格段に進歩したため、新そばに変わっても、明らかに味も香りも違うと言うことはないそうですが、それでもやっぱり、「初物を食べたい!」と思うのが人情ですよね。

新そばならではの風味を味わうならば、「もりそばのほうがいい」というのは先のお店の方の話。でも、福井県に行ったら、ピリッと辛い大根とかつお節の風味がそばによく合う、そんなおろしそばの誘惑にはなかなか勝てません。冬は大根も旬ですし。

ツユのかかったそばに大根おろしがトッピングされたタイプ
大根おろしとツユを混ぜた汁をぶっかけるタイプ
大根おろしではなく絞り汁を使うタイプ

ちなみに、おろしそばには、ツユをかけたそばに大根おろしをのせるもの、大根おろしとツユを混ぜたものをぶっかけるもの、大根おろしではなく大根の絞り汁を使うものなど、いろいろなスタイルがあります。それぞれにそれぞれの美味しさがありますので、甲乙はつけられませんが、数軒の店を回ってそんな食べくらべをしてみるのも面白いですよ。

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