北陸物語facebook ~野々市市でたくさんのツバキを観賞してきました~

北陸物語案内人の若井です。

石川県野々市市。毎年東洋経済『都市データパック』が発表している全国「住みよさランキング」では、上位の常連としても知られていますね。ちなみに2020年度版では全国1位でした!

この野々市の市花木はツバキ。野々市には古いツバキが多く見られ、これは室町時代にこの地に本拠を置いていた富樫政親がふるさとの京都から移植したものと伝わっています。

そんな野々市にはツバキの名所があります。
野々市中央公園にある「ののいち椿館」と「椿山」がそれ。

ののいち椿館には、約300品種、700本の中から厳選したものを展示していて、色とりどりの花を盛りつけた水鉢もあります。また、椿山は園路沿いに約200品種、800本ものツバキが植えられており、さまざまなツバキをのんびり散策しながら観賞できます。小高い山の頂上は白山ビューポイントになっていて、晴れた日は白山を望むことができます。

ここに行くとツバキって、こんなにたくさんの種類があったんだったということを実感させてくれます。

中には「野々市」というそのものズバリの品種もあります。葉っぱ越しに火の光が差し込んで「市政だより」の表紙みたいな写真が野々市です(笑)。ほんのり朱鷺色をした清楚で上品な雰囲気は、野々市市に相応しいですね。

品種によっては9月ごろから咲き始め、遅い品種では5月頃まで咲いているそうで、夏場を除けば何かしらのツバキの花を見ることができるそうです。そうは言っても、やっぱり冬から春にかけての今が一番いいシーズンではないでしょうか。

雪の影響か、外に咲いている花は多くが傷んでいましたが、まだ蕾も多いので、これからキレイに咲いてくれるのではないでしょうか。

ツバキの花がお好きな方は、お出かけになってみては。3月20日(土)・21日(日)には、「花と緑ののいち椿まつり2021」も開催されます。