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高岡市万葉歴史館で「令和」を祝した特別展開催中!/高岡市

北陸イメージアップ推進会議、倫代です。
先日、新しい元号が「令和」と発表されました。皆さんご承知のところですが、万葉集に詠まれた32首の「梅花の歌」序文にちなんだものです。

大宰府の大伴旅人宅で宴を催し、互いに詠みあった「梅花の歌」。後に、旅人の子 “大伴家持” もこの歌に親しんだと聞き、さっそく万葉集の関連する箇所を読んでみました。

32首のうち1首目は、大弐紀卿が詠んだ
「正月(むつき)たち春の来たらばかくしこそ 梅を招(お)きつつ楽しき終へめ」という歌ですが、
大伴家持は越中守として(今の富山県内に)赴任中、大宰府で詠まれたという梅花の歌を思い出しながら、大弐紀卿の表現を引用して次のように詠みました。

~~筑紫の太宰の時の春苑梅歌に追和する一首
「春のうちの楽しき終へは梅の花 手折り招(お)きつつ遊ぶにあるべし」
右の一首、二十七に興に依りて作る~~
(春のうちの一番の楽しみは、梅の花を手折って招き遊ぶことに違いない/ 大伴家持)

大宰府での32首のうちいくつかは、梅と宴の楽しさを率直に詠んだものです。大弐紀卿のほか、
「梅の花折りてかざせる諸人(もろひと)は今日の間は楽しくあるべし(神司荒氏稲布)」
「年のはに春の来(き)たらばかくしこそ 梅をかざして楽しく飲まめ(大令史野氏宿奈麻呂)」
「梅の花手折りかざして遊べども 飽き足らぬ日は今日にしありけり(陰陽師礒氏法麻呂)」
梅を観ながら「梅が咲いて楽しい!」「梅を髪に挿して楽しく飲もう!」「宴の今日は飽きのこない大満足な日!」とあれば、家持だって「春のうちの楽しき終へは梅の花 手折り招(お)きつつ遊ぶにあるべし」といいたくなる筈です・・・。家持は越中にいながらも、むかし父が催した梅の宴へ、時空を超えて同席した気分だったのかもしれません。家持が追和した地、越中富山も「梅花の歌」にゆかりの地なんです。

現在、高岡市の万葉歴史館では、新元号「令和」にちなんだ特別展示を開催しています。
『西本願寺本万葉集』(複製)ほか、資料を展示していますので、是非「令」と「和」の字を見つけてみてくださいね。

<「令和」と『万葉集』~家持の父大伴旅人と梅花の宴~>
2019年4月3日(水)~未定
高岡市万葉歴史館にて
富山県高岡市伏木一宮1-11-11
http://www.manreki.com/

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