北陸物語

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北陸の桜②約4キロの桜並木が続く「松川べり」/富山市

北陸物語案内人の若井です。

ちょっと早いさくら名所案内、その第二弾は富山県富山市の「松川べり」です。

富山市内はこの時期、街中が桜の花に埋もれるのではないかと思うほど、桜の花が咲き乱れます。

さて、今回紹介する「松川べり」というのは、市の中心部を流れる松川沿いで、松川公園、磯部堤、城址公園といった桜の名所が続きます。松川公園と磯部堤には、約500本のソメイヨシノの並木があり、延べでその距離は約4キロにもなります。
圧巻は、先日もこのページで紹介した松川遊覧船からの眺め。両岸から空を埋め尽くすように枝を伸ばして咲く、まさしく桜のトンネルとなった中を、船はゆっくりと進んでいきます。
夜はライトアップされ、水面に桜が映り、幻想的なムードです。

ところで、この松川の歴史をご存知でしょうか? もともと明治時代までは、ここに神通川の本流が蛇行して流れていました。それが改修により直線的な流れに変わり、川廃地となったこの場所が埋め立てられて、そこに人工的に作られた一筋の川が松川です。

ちなみにその埋め立てに使われた土砂は、同じ時期に富山駅の北側で建設が進んでいた富岩運河の掘削で大量に出たものを使い、まさに一石二鳥でした。
街の中心部にあった広大な川廃地が埋め立てられ、運河が開通したことで、富山の街の発展につながりました。今は富岩運河も公園となり、市民のオアシスとして親しまれていますが、両公園は富山の近代化を語る上で欠かせない、産業遺産でもあるんですね。
そんな歴史をひもといてお花見をしてみると、新しい発見もあるかもしれません。

松川べりのソメイヨシノは富山県内で真っ先に咲くとも言われています。早ければ今月末には開花の便りが届くかも。楽しみですね。

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