北陸物語

サイトメニュー

閉じる

メニュー

English

五穀豊穣を祈り踊る“おわら風の盆”/富山市八尾町

北陸物語案内人の若井です。

9月1日に始まった「おわら風の盆」は3日、最終日を迎えました。
今年は期間中に土日が入ったこともあり、例年以上の賑わいだったとか。おわら風の盆行事運営委員会によると、3日間で、昨年を2万人上回る26万人もの人出があったそうです。

人ごみがあんまり得意ではない私は、2日の夜、少し遅い時間に八尾町に向かい、夜明け近くまで随所で行われている町流しを見物してきました。

公式のガイドマップに記載されている午後11時までのプログラムとは違って、この時間帯はそれぞれの支部が自発的に踊っているそうです。さっきまでの喧騒がウソのように静まり、三味線と胡弓と哀愁を帯びた唄が響き、優雅な踊りとともに町を流れてきます。この時間帯がツウ好みの時間帯とも言われる所以ですが、実際に踊っているかどうかは行ってみないとわかりません。

普段は深々と笠をかぶり、踊り手の顔を隠しているのですが、この時間帯はほとんどの人が笠を被らずに踊っています。笠を被るのは、むかし風の盆の町廻りがはじまった頃、手ぬぐいで顔を隠して踊ったといわれた時の名残りなのだそうです。

かくいう私、実はおわら風の盆を観るのはこれが初めて。いきなりツウ好みのところに行ってしまいましたが、おそらくこれが、五穀豊穣を祈りながら踊ったおわら風の盆の原点ではないかと思える雰囲気を肌で感じることができ、大満足でした。

今度は覚悟を決めて、ぜひ他の時間帯も観てみたいと思っています。

※写真は思った以上に暗くてうまく撮れませんでしたが、少しでも雰囲気が伝われば幸いです。


一覧ページへ戻る