北陸物語

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奥山田の棚田/石川県津幡町

北陸物語案内人の若井です。

先日、福井県高浜町にある日引の棚田を紹介しました。

写真は石川県津幡町の奥山田の棚田です。
その名の通り、かなり山深い急斜面に点々と田が続くここも、棚田百選に選ばれています。
観光名所・倶利迦羅不動寺からもすぐで金沢の中心街から車で40~50分もあれば着きますが、ここを訪れたことがある人はあまりいないでしょう。

農水省が選定した棚田百選に選ばれているものは、「国土の保全」「生態系の保全」「美しい景観の提供」「伝統と文化の維持・保全」等の多面的な機能が優れているなどの要件を満たしていなければいけません。

百選に選ばれている他の棚田と比べると、規模はやや小さいですが、急峻なこの地で耕作を続ける事が災害を未然に防止していることや、小さなため池からの水を大切に使う田越しかんがいや、「はざ干し」などの伝統的な耕作方法の保全・伝承を続けていることなどが特に優れているそうです。
豪雨による土砂災害が多発する昨今、先人たちが苦労して作り上げた棚田からは学ぶことは多いです。

棚田を見下ろすビュースポットに立つと、遠くに河北潟や日本海を望みます。
そして、夕陽を受けて輝く棚田の姿は息をのむほど美しいそうです。

津幡町では古くから土地に伝わる数々の伝説を大切にして後世へと伝承していく取り組みに力を入れています。そして、この地にも海が見える場所に祀られることを望んだ峠の神様の伝説が残り、この棚田のビュースポットとなる高台に祠が鎮座しています。

伝説と美しい山村風景。
かつてはどこにでもあったこんな景観が、気がつくとどんどん失われてしまいました。

棚田百選の中では穴場といえそうなここには、未来に残したいと強く願う日本の原風景が広がっています。

*奥山田の場所
https://maps.google.co.jp/maps/ms?msid=206818597575645738217.00048e7c8c1f840884e63&msa=0

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